インビザラインで矯正中に起こりやすい4つのトラブル「こんな時どうしたらいいの?」という時の対応方をご紹介していきます。

アタッチメントが取れた

小さいので、取れたことに気づかないことのほうが多いかもしれませんが、気づいた時は医院にご連絡ください。外れたアタッチメントによっては、次回の来院までそのままでも大丈夫とお伝えする場合もあります。

しかし、今まさに動かしている最中の歯に関係するアタッチメントが外れてしまった時は、なるべく早く付け直しますので、ご来院いただくようお願いしています。でも、予定外の通院は避けたいですよね…では、アタッチメントの脱離を防ぐために日々心がけることをお伝えします!

マウスピースの取り外し方に気を付ける

ついつい片手で外してしまったり、外側から無理矢理外したりしていませんか?両手を使って、左右均等に力がかかるように外しましょう。

ジェルタイプの歯磨き粉を使用する

アタッチメントはレジンという樹脂で歯面に付けています。少し表面がザラザラしているので汚れが付きやすくなります。汚れが残ったままだと、次第にレジンが劣化してきてアタッチメントが外れやすくなってしまうのです。
そこで、歯磨きには歯磨きジェルがおすすめです!ジェルタイプは泡が立たないので最初は物足りないかもしれませんが、その分、汚れをしっかり確認でき、磨き残しを減らす効果があります。
歯磨きジェルは医院で販売しています。フレーバーも豊富なので、矯正中でない方はもちろん、小さいお子様もお使いいただけます。

マウスピースが割れてきてしまった

亀裂が入ってしまった場合

お痛みがなければ、亀裂が入ったマウスピースをそのまま使用してくださって大丈夫です。

完全に割れてしまった場合

次の新しいマウスピースを使用してください。割れたマウスピースを、瞬間接着剤などでくっつけたりしないでくださいね。

マウスピースの破損は、治療をはじめたばかりの頃に起こりやすいトラブルです。なぜなら、治療初期は歯並びのガタガタが強いので、マウスピースが取り外しにくいうえに、まだマウスピースの使い方にも慣れていない時期だからです。

マウスピースを失くしてしまった

何らかの理由でマウスピースを紛失してしまった時は、1つ前のマウスピースを、または交換日が近かった場合は、次のマウスピースを使用してください。

よくある例が、食事の時、ティッシュなどに包んでおいて、うっかり捨ててしまった!というパターンです。レストランの場合、ほかの人にゴミだと思われて捨てられてしまうこともあります。必ずケースを持ち歩くようにして、外した時はケースの中に大切に保管しましょう!

新しいマウスピースが合わない

いつも通り次のマウスピースに交換したのに突然はまらない…そんな時は3つの原因が考えられます。

使用時間は守れていますか?

マウスピースの装着時間が短いとマウスピースと実際の歯並びのずれが大きくなり、次第に合わなくなってしまいます。その場合は、新しいマウスピースに進まず1つ前のマウスピースを使用してください。

最近虫歯の治療をしませんでしたか?

インビザライン は取り外しができるので、場合によっては矯正中に他の治療も可能です。しかし、治療後の歯の形が変わってしまうことがあり、今まで使っていたマウスピースが合わなくなってしまうことがあります。その場合は新しいマウスピースを2つ持参してご来院ください。

不良アライナーだった

大変申し訳ありませんが、ごく稀に不良アライナー(=マウスピース)が紛れていることがあります。この場合も、交換する前のマウスピースを使い続けていただき、至急不良アライナーを持参してご来院ください。

ひとつ前のマウスピースは捨てないで!

何事もなく順調にマウスピースを進められれば良いのですが、もしなんらかのトラブルが起きてしまった場合、1番避けたいのはマウスピースをはめない時間が続くことです。歯は必ず後戻りしてしまいます。そのためにも、一つ前のマウスピースは捨てずに取っておきましょう!

そして、なるべく早めにどの場合も医院にお電話またはメールにて、お問い合わせください。

最後に、お家でペットを飼われている方は要注意です。ワンちゃんやネコちゃんが、アライナーのにおいを嗅ぎつけて、ボロボロにしてしまった!なんてことが実際にありましたので、くれぐれもお気を付けください

きど歯科