インビザライン が向いている人、向かない人

インビザラインの特徴

マウスピースを装着するだけで矯正治療ができるインビザラインは、誰にも気づかれず快適に歯並びを整えられるため、日本だけでなく、世界中で多くの方に選ばれている矯正の治療法です。
インビザラインは、これまでの膨大な治療データをもとに常に改良を行っているため、昔では対応不可能であった症例にも対応することが可能になってきています。 とはいえ、インビザラインだけでは限界のある症例や、そもそもインビザラインが向かない方というのも存在します。

こんな歯並び、インビザラインで治せる可能性があります

歯がデコボコしている(叢生)

歯並びがガタガタに重なっている歯並びです。

すきっ歯(空隙歯列)

正中離開(せいちゅうりかい)・空隙歯列(くうげきしれつ)

歯と歯の間に空隙が空いているケースです。いわゆるすきっ歯の状態です。 インビザライン に一番向いている症例です。

出っ歯(上顎前突)

上顎前突(じょうがくぜんとつ)

出っ歯が比較的軽めな場合。

受け口(下顎前突)

反対咬合(はんたいこうごう)

咬んだ時に、下の歯が上の歯の前にある状態で、程度が軽い場合。

前歯で噛めない(開咬)

奥歯で咬み合わせた時に前歯が咬み合わない状態。

深い咬みあわせ(過蓋咬合)

過蓋咬合(かがいこうごう)

咬んだ時に咬み合わせが深い状態で、下の歯がほとんど見えない状態。 合わせて不定愁訴が起こっている場合もあります。

咬みあわせが横にずれている(交叉咬合)

歯の中心がそろっていない状態。

インビザラインが向いている方・ケース

歯並びの不正が軽く抜歯をしなくても行えるケース

抜歯をすることなくスペースが作れて歯を並べることができる歯並びの矯正には特に、インビザラインは向いています。

抜歯が必要なケースで、歯の移動距離が少なめのケース

抜歯をしないと歯を並べるスペースが作れないような必要なケースであったとしても、歯の移動距離が少なめであればインビザラインで対応できます。

毎日欠かさず、20時間以上マウスピースを装着できる方

インビザラインは装着時間が決められているので、毎日欠かさず1日に20時間以上マウスピースを装着できる方に向いています。

インビザラインが向いていない方

抜歯矯正が必要で、歯の移動距離が多いケース

治療開始

顎の骨の大きさと、歯の大きさによっては、抜歯をしなければ歯をきれいに並べられない、「抜歯矯正」が必要となります。抜歯矯正であったとしても歯の移動距離が少ない場合ではインビザラインだけで治療可能ですが、歯の移動距離が多い場合だと、インビザラインだけでは難しくなってくることがあります。
このような場合では、インビザラインで可能なところまで歯を動かし、その後、ワイヤー矯正を併用することで対応が可能になります。この方法であれば、ある程度のところまでインビザラインで治療を行えるため、ワイヤーをつけている期間をできるだけ短くすることができます。

骨格自体に問題があるケース

顎の骨格が過度に成長してしまっている場合や、顎の変形がある場合では、インビザラインでの対応できません。

マウスピースの使用方法を守れない方

インビザラインは、1日の装着時間を守れないと効果を得ることができません。また、決められたタイミングでマウスピースを交換しなければいけません。そのため、毎日決められた装着時間を守っていただくこと、決められた間隔でマウスピースを交換することができない方には向いていません。

インビザラインで治療が難しいと診断された場合には

ワイヤー矯正で治療が可能な場合

白い装置を使用した、目立たない矯正方法

ブラケット矯正

インビザラインで治療ができない場合、他の矯正治療を選ぶという選択肢があります。当院では、なるべく目立たずに矯正をしたいという方には、白いセラミックの装置(ブラケット)と白いワイヤーを用いた方法で矯正治療を行うこともできます。

金属製の装置で矯正治療を早く終わらせる方法

矯正装置の見た目を気にされない方であれば、金属製の装置を使ったワイヤー矯正で矯正治療をスムーズに行い、治療期間を短縮することも可能です。
またインビザラインとワイヤー矯正を併用して、ワイヤー矯正装置の装着期間を短くするということも可能です。

骨格的な問題で、ワイヤー矯正だけでは難しい場合

骨格的な問題が大きな場合には、インビザラインだけでなく、ワイヤー矯正であっても治療できないことがあります。このような場合には、「顎変形症」という病名で、保険を適用させて「外科矯正」を行うことが可能です。
外科矯正は、異常のある顎の骨を切除するなどして、骨格を整えたうえで歯並びも整えていく治療法です。このような場合には、専門の医療機関へのご紹介となります。

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