iTeroのメリット

口腔内スキャナ―「iTero」とは

今までのシリコン材料の印象とは違い、精密・正確・速い口腔内スキャナー

今までのシリコン材料の印象とは違い、精密・正確・速い口腔内スキャナー

「iTero」は、従来のシリコン材料に比べて、より快適かつ精密にお口の情報をデジタルデータとして保存することができます。

また、マウスピース矯正のインビザラインに対応している口腔内スキャナーは、現在この「iTero」だけです。

口腔内スキャナ―「iTero」の特徴

  • 1精密かつ正確な型取り

    「iTero」のメリットは数多くあげることができますが、一番大きなメリットは精密かつ正確な型取りが可能になることです。
    歯科医院で型取りをする最大の目的は「歯や歯列の正確な再現」です。

    「iTero」はその型取りの再現度が他のどの方法よりも優れています。
    精密で正確な型取りができる理由としては、印象材(シリコン)の変形(収縮)や石膏硬化時の変形(膨張)に影響されることないという「iTero」のスキャンニング独自の特性によるものです。

    その特性とは「形態をそのままデータ化できる」ということです。
    データで保存するため、収縮や膨張などといった変形をすることがないためです。

  • 2快適さ

    シリコンによる型取りはとにかく不快感を感じる方が大半でした。
    一度経験したことがある患者さんであればおわかりいただけると思いますが、シリコン材による精密印象は大変かつ苦痛を伴います。
    何度も経験したい人、シリコン材の型取りが大好き!という方はほぼ皆無ではないでしょうか?

    「iTero」による型取りは、そういった不快感がほとんど無く、さらに嘔吐反射のある患者さんにも比較的負担を感じさせない型取りの方法です。

  • 3安全性

    当院ではもともと被ばく量の少ない歯科用レントゲンを使用しておりますが、どうしても少量の放射線被ばくは避けられません。

    その一方で「iTero」による光学スキャニングは、レントゲンと違う放射線被ばくもなく、さらに印象材を誤嚥する心配もないため、安全に安心してご使用いただけます。

  • 4スピード

    「iTero」の使用用途はいくつかありますが、その用途の1つにインビザライン用の型取りがあります。

    従来ですと、インビザラインを作成する場合は、歯列をシリコン印象材により型取りをし、そのトレーを空輸でアメリカに輸送する必要がありました。この型取りから輸送までに意外と時間がかかっていましたが、「iTero」はデジタルデータのためインターネット経由で一瞬でにアメリカに送ることができ、製作することが可能になります。

    そにためおのずと、インビザラインが完成するまでの時間は短縮されます。

  • 5その他

    「iTero」の主な用途は精度の高いインビザラインを製作することですが、そのほかにも様々な場面で使用できます。

    例えば、精密印象を必要とするリンガル(裏側矯正・舌側矯正)製作。
    リンガル(裏側矯正・舌側矯正)装置も患者さんの口腔環境に合わせるため、精密な印象が必要となります。

    型取りが精密であればあるほど、より患者さんに合った質の高い装置を作ることができるのです。

    その他には、これまでの患者さんの模型をデジタルデータ化できることです。
    模型をデジタル化することで、長期保存もでき、模型の歯が欠ける等の心配もありません。

    また患者さんが転院する場合も、データ保存してあるため、スムーズな模型の受け渡しが転院先の歯科医院に可能となります。
    また、ドクター間やスタディグループ間で症例共有も可能となります。
    難症例を共有することで、日本の歯科医院の矯正治療の質も向上することとなります。 このように、使い方次第で多くの可能性を秘めているものが「iTero」といえます。
    また補助的に歯と歯の間にあるむし歯のレントゲン診断の補助としても利用できます。

自分のお口の中をその場で確認できる

自分のお口の中をその場で確認できる

スキャンして取り込んだお口の情報は、その場ですぐにモニター上に映し出すことができます。

現在の歯並び・噛み合わせの状態を、3Dのカラー画像でご覧いただけます。
当院では独自の噛み合わせ資料をもとに、お口の寿命やなぜお口の病気が起きるのかを説明できるものがあります。

iTero Elementアウトカムシミュレーションとは?

iTero Elementアウトカムシュミレーションとは、矯正治療前に治療後の歯並びを確認できる簡易シミュレーションです。矯正治療前に、「もし矯正治療したら、"自分の歯並び"はどのように変わるのか?見てみたい!」と多くの方が思います。アウトカムシュミレーションを行えば、"矯正治療後の歯並び"をシミュレーションにて確認することができます。

このアウトカムシミュレーションはインビザライン社の蓄積された900万件以上の症例データを元に矯正結果をシミュレーションしています。

画面に表示されたアウトカムシミュレーションは3Dイメージとしてモニター上で自由に回転させたり動かしたりすることが可能なため正面からだけではなく、内側からなど様々な角度から歯並びを確認できます。今の噛み合わせの状態なども患者様ご自身で確認するでき、問題点の箇所や、治療によってどのように変わるのかをイメージすることができます。

アウトカムシミュレーションが出来上がるまで

1スキャン

「iTero」で、歯の形態&歯並びをスキャンします。スキャン時間は最短で約10分です。

2データ化

スキャンされた情報は、即座にデータ化されます。

3シミュレーションを開始

上下の歯列すべてをスキャンした後、シミュレーションを開始します。シミュレーションは10~20分で完成しますので、スキャンした当日にアウトカムシミュレーション結果を確認することができます。

クリンチェック

クリンチェックとは

クリンチェックでは矯正治療の最終的なゴールを設定します。
インビザラインでの矯正に必要なステージ数や、効率よく歯を動かすためのアタッチメントの取り付け部位や形状、IPR(歯と歯の間をわずかに削る処置)の部位と量を決定します。
これらを歯科医師、患者様と相談し決定していきます。

すなわちクリンチェックとは最終的な矯正治療のゴールを決定するための治療計画です。

一方で、アウトカムシミュレーションはあくまでも術後のシミュレーションです。
アライン社に蓄積された膨大な治療データからシミュレーションを行っております。 そのため、必ずしもクリンチェックと同じ歯並びがシミュレーションされるわけではありません。

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