顎と歯から見た「年代別の歯の矯正」

当院では幅広い年齢層の方が矯正歯科治療を受けていらっしゃいます。(特に近年では20〜60代の方が増えています。)
開始時期や内容については、その方の症状や生活環境によって異なります。

お子さま

7〜8歳の頃に一度当院までご相談にお越しください。(稀に5〜6歳から矯正治療が必要となる場合もあります。)
この時期からお口の中の状況と成長の状態を合わせて見ていくことで、最適なタイミングで矯正治療を行うことが可能になります。

中高生〜大人の方

ご自身が「矯正をしたい」と思われた時が矯正を始めるタイミングです。50代・60代・70代の方でも矯正治療は可能です。その方のご都合・ご要望に合わせた様々な装置や治療法を選んでいただくことができます。
当院では、その方のお考えや状況をよく伺った上で、多くの経験と実績、シミュレーションに基づいて、最良な治療開始時期や内容についてご説明しております。ご希望の方はお気軽に初診相談までお越しください。

年齢層別の矯正案内

小学生|7〜12歳頃

永久歯がすべて生えそろう時期(11,12歳頃)になるまでは、歯並びだけではなく、あごの成長をうまく誘導して、骨格的なバランスを整えることが主な治療内容になります。骨格的なバランスを整えることで、最終的な歯並びを仕上げる永久歯列になってからの矯正治療期間を短縮し、負担を軽減につながります。

小学高学年・中学・高校生|11〜20歳頃

永久歯が生えそろい、理想的な歯並びを目指して本格的な矯正治療を開始できる時期になります。大人の矯正と違う点は、成長を利用した矯正治療をすることができるので、骨格的なあごのズレを治すことができる点です。また大人と比較すると歯の動きが早いため、負担が少なく、短期間で矯正治療をすることが可能です。

大人・成人|18〜55歳頃

矯正をすることで歯並びだけでなく噛み合わせが正常になることで、美しさと健康の向上にもつながります。また、できるだけ目立たない矯正装置、全く見えない矯正装置など、ご自身のご要望とライフスタイルに合わせ、様々な矯正治療法が選択できます。

ミドル・シニア|50〜70歳頃

より美しく、健康的な生活のために、またお口の末永い健康のために、矯正歯科治療は大変有効です。「もういい歳だから矯正治療が受けられないのでは?」と思っている方もいらっしゃるかと思いますが、これまでの経験や実例からすると矯正治療に年齢は関係ありません。
年齢ではなく、その方の症状や歯の周囲の骨や歯ぐきの状態(重度に歯周病が進行しているなどの問題がないか)、全身の健康状態など、様々な状況によって矯正治療の可否は変わってくるのです。

年齢層別の矯正治療の特徴

7〜12歳頃

治療開始時期 症状と成長時期の兼ね合い
治療の動機 ご家族・ご本人
虫歯や歯周病 虫歯に注意
顎関節症 比較的少ない
歯磨き 本人の努力と家族のサポートが必要
治療継続のために 本人の治療や歯磨きに対する理解が必要/家族のサポートが大切
治療の意義 将来のお口の健康増進・予防
治療の目的 健全な永久歯咬合の発育誘導/成長を利用したあごの発育誘導

11〜20歳頃

治療開始時期 症状と成長時期と受験など生活環境との兼ね合い
治療の動機 ご家族・ご本人
虫歯や歯周病 虫歯・歯肉炎に注意
顎関節症 初期症状の発現しやすい時期
歯磨き 本人の努力と家族のサポートが必要
治療継続のために 本人の治療や歯磨きに対する理解が必要/本人の自主性が大切
治療の意義 将来のお口の健康増進・予防・審美改善
治療の目的 成長を利用したあごの発育誘導/美しく健康で機能的な永久歯咬合の完成

18〜55歳頃

治療開始時期 生活環境・仕事・結婚・妊娠・転居・留学・転勤などとの兼ね合い
治療の動機 ご本人
虫歯や歯周病 虫歯・歯周病に注意
顎関節症 発症しやすい時期
歯磨き 本人の努力
治療継続のために 転勤・転居・結婚・出産などの生活環境との兼ね合いが大切
治療の意義 将来のお口の健康増進・予防・審美改善
治療の目的 美しく健康で機能的な永久歯咬合の完成(成長誘導はできない)

50〜70歳頃

治療開始時期 生活環境や体調との兼ね合い
治療の動機 ご本人
虫歯や歯周病 歯周病に注意
顎関節症 症状がある場合には慢性化している
歯磨き 本人の努力
治療継続のために 全身の健康状態や、長期に渡る治療への理解が大切
治療の意義 お口の健康増進
治療の目的 特に健康と機能の改善/審美性の改善

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診療時間
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